国連総会 ＩＳの文化財破壊を厳しく非難
過激派組織ＩＳ＝イスラミックステートがイラクで貴重な古代文明の文化財を破壊していることについて、国連総会は破壊を厳しく非難するとともに、文化財の密売を防ぐため各国に取締まりを強化するよう求める決議を全会一致で採択しました。
過激派組織ＩＳは、イラクでメソポタミア文明の貴重な文化財を数多く破壊しており、ことし２月には紀元前７世紀ごろまで栄えたアッシリアの遺跡をハンマーやドリルを使って破壊したとする映像を公開し、衝撃を広げました。
こうした事態を受け、国連総会では７０か国以上が合同でイラクの文化財の破壊を非難する決議を提案し、２８日、全会一致で採択されました。
決議では、「文化財の破壊は、国家の記憶を消し去り、人々の文化的なアイデンティティーをも脅かしている」として、ＩＳによる破壊を厳しく非難するとともに、ＩＳが資金目当てに文化財を密売することを防ぐため、各国に対して取締まりを強化するよう求めています。
ユネスコ＝国連教育科学文化機関のボコバ事務局長は、「文化を消し去ろうという企てはいまや平和や安全をも脅かしている。決議によって、文化遺産を守る意義が共有された」と歓迎しました。
一方で、シリアでも世界遺産のパルミラの遺跡がＩＳによって破壊されるおそれが出ていることについて、ボコバ事務局長は強い懸念を示しながらも、ユネスコとしてアサド政権と協力するのかどうかについては明言を避けました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150529/k10010095221000.htmlＴＶのバラエティ番組見て知ったのですが、
ヨーロッパでは中東の世界遺産への憧れが、大変強いんだそうです。
考古学という学術分野も発達しているそうです。
ハインリッヒシュリーマンのトロイ遺跡の発掘や、エジプトの王家の谷、ピラミッドの調査など、ヨーロッパ人の興味は尽きないそうです。
ヨーロッパ人の中東やアフリカの古代文明への憧れは相当なもので映画まで作ってしまっています。
また、大英博物館やルーブル美術館を整備して、”コレクション”の収集にも熱心だそうです。
最近テレビで見たのは、イタリア王家の話題です。
世が世なら、現在もイタリア王のはずという正統な血筋を持ったイタリア王家の一家。
革命などで、政治の座を追われ、現在は、宮殿を出て暮しているそうです。
現在のイタリア王は、元オリンピックのスキー選手だった方と結婚され、息子夫婦の家族と一緒に暮しているそうです。
イタリア王の住む邸宅は、元オリンピックのスキー選手だった奥様が"遺跡に住みたい”と言ったことから、古代遺跡をイメージして建設されたそうです。
豪奢な遺跡風の邸宅の中は、近代的で快適な空間になっており、プールやスポーツジムもついているそうです。
古代遺跡への憧れはヨーロッパでは根強いものがあるのかもしれません。
で、こちらは、シリアの中古物件、パルミラ。
原形を全くとどめていないと思われますが・・リフォームすればかつての壮麗な姿が甦りそうです。
当時の建国者は、当然ですが戦争か、寿命で亡くなっており、所有権は今生きている人のものですよ。
ヨーロッパの人の夢想は尽きることがありません。
昔の王様に勝ちました！（敵の軍隊、誰も生きてないけど）
昔の王様の宮殿を手に入れました！
昔の王様と戦争をして、宮殿を無血開場してもらいました！（何かの妄想）
昔の王様はどこでしょう？
どこかにいます！
ヨーロッパ人の王がこうやって戦争を申し込んでいるのにいないはずありません！（妄想）
どんな偉大な王が建てた宮殿なのでしょうか？
説明によると隊商都市とありますが・・・
