アメリカのカーター国防長官は、訪問先のインドでモディ首相らと会談し、中国が海洋進出を強めるなか、インド洋など海洋の安全保障で両国の防衛協力を強化していくことで合意しました。
インドを訪問したアメリカのカーター国防長官は、3日、首都ニューデリーで、モディ首相やパリカル国防相らと会談しました。
アメリカ国防総省によりますと、カーター長官とパリカル国防相は今後10年間の防衛協力の枠組みに署名し、両国の軍の能力を強化するため軍の装備品の共同開発などで合意したということです。
また、航空機のエンジンやインド海軍の空母の設計や建造の協力についても議論を進めていくことで一致し、インド洋など海洋の安全保障で両国の防衛協力を強化していくことにしています。
アメリカは、中国が軍備の増強を続けるなか、ことし1月にもオバマ大統領がインドを訪問して首脳会談を行うなど、両国関係の強化に力を入れています。
カーター長官はインドに先だって訪問したシンガポールやベトナムでも、南シナ海で浅瀬の埋め立てを拡大するなど海洋進出を強める中国の動きをけん制していて、インドを含めた一連のアジア訪問は、中国を念頭に、同盟国や友好国との連携を打ち出すものとなっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150604/k10010102711000.html<ニュース1>
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アメリカはことし1月にもオバマ大統領が強化に力を入れています。
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