北朝鮮が水中の潜水艦から弾道ミサイルの発射実験を行ったことについて、韓国軍のハン・ミング国防相は4~5年で戦力として使える状態になるとの見方を示し、韓国軍はミサイル防衛システムなどの対策を強化する方針です。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は9日、弾道ミサイルを水中の潜水艦から発射する実験を行い、成功したと伝えました。
これについて、韓国国防省の報道官は11日の記者会見で「非常に深刻で憂慮すべきことだ」としたうえで、朝鮮半島と北東アジアの安定を阻害するとして、開発を直ちに中止するよう求めました。
韓国軍のハン・ミング国防相は、今回の実験は新型の潜水艦を使用し、水中から発射されたミサイルが水上に打ち上がるかどうか検証したもので、実験は成功したという分析を明らかにしました。
また、潜水艦と弾道ミサイルは開発中で、4~5年で戦力として使える状態になるとみられるということです。
この新型の潜水艦には弾道ミサイル1発が搭載でき、今回の発射実験では150メートル飛んだとされています。
韓国国防省は今後、開発の動きを注視するとともに潜水艦の監視能力やミサイル防衛システムを強化することにしています。
今回の事態を受けて、韓国軍の合同参謀本部議長と韓国に駐留するアメリカ軍の司令官は12日に会談を行い、対応を協議することにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150511/k10010076011000.html
<ニュース1>
韓国軍4~5年で戦力として使える状態になる
韓国軍の新型の潜水艦弾道ミサイルは開発中で、4~5年で戦力として使える状態になるとみられるということです。
新型の潜水艦には弾道ミサイル1発が搭載でき、今回の発射実験では150メートル飛んだとされています。
韓国国防省は今回の事態を受けて、12日に会談韓国軍の合同参謀本部議長と12日に会談。
<ニュース2>
ミサイル防衛システムなどの対策を強化する方針です。
弾道ミサイルを水中の潜水艦から発射する、
潜水艦の監視能力やミサイル防衛システムを強化することにしています。
アメリカ軍の司令官は12日に会談を行い、対応を協議することにしています。