ヘタリアなど
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
みんな同じことを考えたことがあるんじゃないか?
紙幣が憎い。
紙幣を持っている人に、自由に命令されるからだ。
”でも、革命で勝った人たちが、強大な権力と戦うために必要としているものなんだ。
世の中がよくなるために、高級ブランド品は、必要なんだ。”と言う人もいる。
うみねこは、東京の街に並んでいる高級ブランド品ショップを知っている。
それらの看板を見ると、一瞬、そう思う。
この間、靴屋の話をしていて、偶然に、スターリンは靴を作っている職人だったっていう話を聞いた。
自分で、高級な靴を作ってはいたら、セレブに見えるかな?
ゴルバチョフ大統領は、昔家族が嫌がらせを受けたため、スターリン政権が嫌いだといった。
ゴルバチョフ大統領の改革を否定しているわけではない。
ちょっと前に、セレブって言う言葉が流行りはじめた。
セレブって言うのは、とにかくお金でモノを買いまくって、豪邸を建てればなれるんだ。
うみねこのアタマの中では、「宝石をいっぱいつけている人のこと」をセレブというらしい・・。
それで、国際社会に向かってこう言う。
「私は、アナタと違って、大金持ちなの。私は、お金があるから、意見を言えるの。アナタは、意見を言っちゃダメ!私をエライ人にしてちょうだいっ!」
アメリカのヒルトン姉妹とか、フィリピンのマルコス元大統領夫人などがTVで紹介されていた。
例えそれが独裁者でも、お金がある人の言うことだけを、国際社会は聞いてくれるんだ。
うみねこは、家族の都合で偶然、一度マルコス夫人の住むフィリピンに旅行にいったことがある。
島内に店など一軒も開業させてはいけないし、流通紙幣はすべて燃やしてしまえばいい。
そうしなければ、マルコス夫人は、これからも、幽霊のようにたびたび現れるだろう。
少し前、うみねこは、とても面白い人種がいる会社にバイトとして採用された。
そこは、国土交通省の、出先機関で、それまで、コンビニの廃棄用のお弁当とかをもらっていたうみねこが、日本国、とか国際社会とかいうものを知るきっかけになる会社だった。
その会社は、「給料でブランド品を買え」といった。
彼らは、アルバイトのうみねこに、ブランド品を買わせて、
「うちらのほうが上なんだからな~。」とかいわせてみたり、
「アナタ、あのね~、コドモだから、分からないと思うけど、大人のいうことを聞きなさい?私達はね、日本人なの!」
ということを言わせようとした。
うみねこは、安いスーツしか持っていなかったけど、一瞬その言葉を真に受けて、教えてもらった渋谷のTOKYUのお店を、覗いてみた。
コンビニのバイトとかしかしたことがないんだけど・・・いいのかな・・?
値札は、一番安いのが、10万円。
うみねこは、何かやたら天井の高いTOKYUの高級服売り場をさまよった挙句、買うのをやめた。
金目のスーツは欲しい・・・しかしだ。
国土交通省は、昔は、運輸省という名前だったそうだ。
名前が変わったから何だ?!
とか言えばいいのか?
でも、うみねこは、東京大学出てないし、キャリアゼロだ。
前は、コンビニとかでバイトしてたんだ・・・じゃ、何か、説得力ないよな?
お蔭様で現在日本では、誰でも、10万円位のスーツを手に入れられてしまう。
英雄の街は、今や、自分の優位性をアピールしたい、新しい魅惑的な支配者たちのタマゴに取って代わられた。
突然、昔のことを思い出す。
うみねこが、小学校に入った頃、クラスメートに
「アナタのお住まいはどちら?
マンション?
マンションに住んでいる人とだけ付き合いなさい、って言われているの。
ああ、アナタのお家はマンションなの?なら、お金持ちだからいいのかも・・・。」
という風に話しかけてくる子が沢山いた。
うみねこの家族は、賃貸住宅に住んでいたけど、私立に入る金は持っていたので、その後は近所にある私立学校に入学したんだ。
私立学校には、更に、珍しい人種が沢山いた。
一貫教育なので、
「私達は、小学校から、普通の小学生と同じ教育なんか受けないの。公立の小学校の教科書はダメなの!」という子がいたり、
「アナタのお父さんの職業は何?住んでいる家の大きさって言うか~職業を教えて!みんなの分の情報を集めてるの!」とか言う子がいたりした。
親の職業が何なのでしょうか??
まだ封建制やってるつもり?
あと、「○○ちゃんの趣味は、バレエなの。ステキ~、踊り子ってステキ~」という子も多かった。
バレエってあの、キエフの人が踊る踊りを日本人が踊るの?
あと、やや普通の人では、
「こんど、テストで80点以上取ったら、お父さんに自分用のTVを買って貰うって約束してるの。チャンネルの争いがすごくて~自分のテレビが見たいの!」
という子もいた。
小学校の友達は、ドラクエとか、聖闘士星矢の話をしていた。
TVって、また聖闘士星矢!?
と思ったんだけど、笑点みたいなお笑い番組が好きだといっていた。
不思議なことにその私立学校のクラスには、アニメの話をしている人はゼロに近かった、どちらかというと小学校のクラスメートが見ていたアニメやゲーム卑下している感じだった。
他には、
「家は、3LDK?4LDK?3階建て?4階建て?」とか、
「リビングにおいてある、家宝(自慢のインテリア)は何?」
という子は多かった。
うみねこは、彼らにすごく驚いていた。
小学校にはいなかったタイプだ。
家宝か・・・。
家宝って、伝家の宝刀みたいなヤツ?
実家、まだ貴族か何か!?
彼らのライバルは数十名だ。
入学金を払って授業料を払った後に、性格が合わないので、別の学校へ入るといって転校していった人とか、米国の中学校へ留学するといって転校していった人々だ。
それには、普段お金もちそうに振舞っている子達も、驚いていた。
けっこうお金がかかる人生を選択することにしたんだ・・でも、孟母三遷って言いますからね。
今なら分かるのですが、
アメリカに渡って、そこそこの高額なお金を使って、アメリカ人のお金持ちの子供相手に同じことをしようとしている、ちいさな日本人の勇者だったんだ・・・。
うみねこがいた会社のことを弁護するわけじゃないが、元々そういうセレブを作る書類には、「国連 緒方貞子」っていうサインが書いてあった。