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ヘタリアなど / 居酒屋のイメージのテンプレートに変えてみました(2025/08/05) / You are in the bar.

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数年前の新聞を拾った。

イスラム国の話題が大きく取り上げられていました。

このブログではヨルダンのことは殆ど取り上げていないのですが、

記事のポスターには

アメリカ元大統領のオバマ大統領・安倍首相・ヨルダンの国王の写真とイスラム国の活動の

の写真が掲げられていました。


本屋にも関連書籍が並び、巷では「イスラム国って結構商売になる」なんていう人も多いみたいなんですね。



気になった記事を転載します。

2015/02/05読売新聞


(本文)
イスラムの教えと違う
東大名誉教授 中村廣治郎氏


「イスラム国」には預言者ムハンマドの時代からウマイヤ朝・アッバース朝と続く初期イスラム国家についての誤ったイメージに基づき、その復活を目指そうとしている。

確かにアッバース朝の最初の100年くらいは中東から北アフリカまで一人のカリフ(預言者の後継者)が支配していたが、その実態は現在のイスラム国のようなものではなかった。
そのような考えは現代では全く通用しない。

イスラム国は自分達の考えを「絶対」とし、自分達以外を間違いと断じ、反対者を殺す。
独り善がりの考え方だ。

ムハンマドの時代も「改宗か死か」の二者択一ではなかった。
むしろ異教徒達を納税によって、その生命と財産と信仰を認めた。
また、神の言葉を記したコーランは殺人を認めていない。
ひとりを殺すのは全人類を殺すのと同じであると述べられている。


イスラムでは絶対的なものは神。
人間の作るものは絶対化されない。
イスラム国の振る舞いは、神を絶対化しているのではなく、自分達の考えを絶対化し、神格化している。
全く逆転している。そして自分達の考えを無理強いするために、反対者を力でねじ伏せている。

イスラムは7世紀初めから21世紀の今日までの長い歴史があり、イスラムのあり方は時代や地域によって変わってきている。
人の住む環境が変われば、それに合わせて変えるのが思想の流れだ。

宗教とは個々人が神と関係を結ぶことである。
結び方は人によって異なる。
自分が正しくて相手が間違っていることにはならない。
そのことに気づいたのが近代だ。

ヨルダンもエジプトも近代の国家原理では宗教で人を差別しない。
近代の大方の傾向は、信仰は個人の内面の問題とする。

イスラム教徒の中でも、「近代」と何とか折り合いをつける努力をしてきた人々も多い。
現代世界は多様で宗教も様々あり、互いに認め合わなければ平和共存できない。

イスラム国の考え方にはその点が全く欠落している。
歴史的にアラブ世界は殆ど植民地化され、独立後は独裁的指導者が力で国をまとめ、近代化を進めてきたところが多い。
このため、西洋的な近代を排除して初期のイスラムに戻ろうとする主張が折に触れて出てくることがある。


宗教指導者がそうした時代の流れを把握した上で、過激主義に走ろうとする信徒を説得するべきだ。
イスラム国の振る舞いはイスラムそのものを汚している。
一番悲しんでいるのは一般のイスラム教徒たちであろう。


聞き手・編集委員 鶴原徹也




イスラム国(ヨルダンもエジプトか?)は王朝なのか?新聞社なのか?


(1)イスラム国


「イスラム国」ムハンマドの復活


イスラム国は「絶対」を間違いと断じ、
ムハンマドの時代も納税によって神の言葉を記したコーランは殺人を認めていない。
イスラムでは絶対的なものは神。
人間の作る絶対化。神を絶対化。
絶対化し、神格化している自分達の考えイスラムは7世紀初めから地域によって変わってきている。
環境が変われば、思想の流れを結ぶ。
異なる「間違っていること」、信仰は問題。
ヨルダンもエジプトも近代の国家原理では宗教で人を差別しない。


イスラム教徒平和共存


イスラム国の考え方にはその点が全く欠落している。
植民地化され初期のイスラムに戻ろうとする宗教指導者が過激主義に走ろうとするイスラム国の振る舞いはイスラムそのもの、(一般の)イスラム教徒。


(2)ウマイヤ朝

預言者ムハンマドのウマイヤ朝、初期イスラム国家、北アフリカのカリフ現代では独り善がり。
ムハンマドの時代も「改宗か死か」の二者択一ではなかった。
生命を認めた殺人を認めていない。
ひとりを殺すのは人間の神を絶対化、自分達の考えを絶対化。
自分達の考えを無理強いするための長い歴史があり、変わってきている。
関係を結ぶ結び方は人によって異なる。自分が正しくて宗教で人を差別しない「近代」と何とか折り合いをつける。
独立後は独裁的指導者が力で国をまとめ、近代化を進めてきたところが多い。
イスラムに戻ろうと主張が折に触れて出てくる流れを一番悲しんでいる。




(3)アッバース朝

アッバース朝初期イスラム国家。


アッバース朝の最初の100年くらいは一人のカリフ(預言者の後継者)。
現代では異教徒。
納税によって、その生命と財産と信仰を認めた神の言葉を記したコーランは全人類を殺す。
全く逆転している。
時代や地域によって変われば、それに合わせて変えるのが思想の流れだ。
個々人が、神と関係を結ぶ相手が間違っている、そのことに気づいたのが近代だ。
近代の国家原理では宗教で人を差別しない。
近代の大方の傾向は、「近代」と何とか折り合いをつける努力をしてきた。
現代世界は多様で宗教も様々あり、アラブ世界は西洋的な近代を排除して初期のイスラムに戻ろうとする。
一番悲しんでいるのはイスラム教徒。


(4)yomiuri風

教え 東大名誉教授


預言者の時代のイメージに基づき、中東が支配していたが、独り善がりの考え方だ。
「改宗か死か」の二者択一、


異教徒の生命と財産と信仰を認めた神の言葉を記したコーランは
ひとりを殺すのは全人類を殺すのと同じであると述べられている。
イスラムでは絶対的なものは神。
人間の作るもの、自分達の考え、反対者を力でねじ伏せている。


「近代」と何とか折り合いをつける努力。
現代世界は多様で宗教も様々あり、互いに認め合わなければ平和共存できない。
イスラムに戻ろうとする時代の流れを把握した上で、過激主義に走ろう。
イスラム国の振る舞いはイスラムそのものを汚している。

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