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羽田と中国3都市を結ぶ便が増便に

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羽田と中国3都市を結ぶ便が増便に

中国の日本への観光需要が高まるなか、ことし10月下旬以降、羽田空港と北京、上海、広州の3都市を結ぶ便が1日当たり合わせて12便増えることになりました。
これは、日本を訪れる中国人旅行者が急増し、日本への観光需要が高まっていることなどから、今月15日に日本と中国の航空当局で協議して合意したものです。
それによりますと、ことし10月25日以降、午前6時から午後11時までの時間帯に、羽田空港と北京、上海、広州の3都市を結ぶ便を、日本と中国の航空会社が1日当たりそれぞれ2便ずつ、合わせて12便増やすことになりました。
増便については、全日空と日本航空、それに中国の航空会社3社が運航することになっていて、具体的な時間帯はことし9月中旬に国土交通省に申請して決まるということです。
このほか、羽田空港の深夜と早朝の時間帯や成田空港についても中国の航空会社から乗り入れの要望があることから、準備が整いしだい、早ければことし10月までには運航を増やすことで合意したということです。
増便によって中国人旅行者がさらに増えることが予想され、観光業や小売業などへの経済効果が期待されます。

中国の航空会社 定期便増やす

日本を訪れる中国からの旅行者の増加に伴って、中国の航空会社の間で、日本との定期便を増やす動きが広がっています。
円安に加え、去年10月から消費税の免税対象品目が拡大されたことなどを背景に、日本を訪れる中国人旅行者は一段と増えていて、去年1年間では240万人余りと、おととしと比べて83%増加しました。
こうした観光需要のさらなる高まりに伴い、中国の航空会社は日本と中国を結ぶ定期便を増やしていて、国土交通省によりますと、ことし3月29日からの1週間の便数は、去年の同じ時期に比べて155便多い550便に達しました。
今月に入っては、愛知県の中部空港と中国の武漢とを結ぶ便が新たに就航するなど、北京、上海、広州以外と日本とを結ぶ路線を開設する動きもあります。
また、中国の航空会社の間では、羽田空港や成田空港などの首都圏だけでなく、関西空港や新千歳空港、それに富士山にアクセスのよい静岡空港などと中国とを結ぶ便を増便する動きも出ているということです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150520/k10010085011000.html


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