ヘタリアなど
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3年前に公開された映画で何かタイトルが面白い。
かつて米軍に超能力部隊が実在したというノンフィクション小説をベースにした奇想天外なドラマらしいが、予告編を見ていたら、何か知ってる話な予感。
この映画はアメリカとイギリスで製作された。
彼らは、キリスト教以外の宗教の神秘性に気づき始めた。
それは、日本人が中国の神仙思想に、ある確かな現実感を抱いているのとよく似ている。
また、彼らは別のキリスト教映画で自分たちの宗教の神秘性を描き出していて、それを異民族に認めて欲しいのかもしれない。
古代ローマ帝国は、国教をキリスト教に統一し、帝国を築いた。
信教の自由を認めながら、多数をひとつにまとめるには、お互いの神秘性を認め合うしかない。
映画に出てくる、超能力部隊と、日本を結びつけてくれる作家さんがいる。
修学旅行に行った途中で、双子の女子高生(日本人)が、謎の古代ウィルスに感染し、空を飛んだり、壁を通り抜けたりする能力をもってしまう。
ウィルスは血液によって媒介されるので、双子の一人にに肌をかまれると、同じ能力をもってしまう。
ところが、双子の一人には、血液中にウィルスの抗体があるらしく、彼女の血を飲むと、正常に戻る。
また、人間を通り抜けようとするとその人間が死んでしまったりするシーンがある。
などなど・・一応ホラー漫画らしいので、血なまぐさい話が沢山入っている。
途中で、同じ古代ウィルスに感染したソビエト連邦の学者が現れる。
舞台が日本なので、古代の日本に固有に存在していたウィルスだと思ってしまうが、なんと世界各地に存在していたらしい。
何故か超金持ちの設定で、研究用の豪華船を持っている。
カレリア共和国の出身だということで、なぜか漫画の中にカレリアの紹介も描かれている。
映画の設定(イラク・クェート)に近い地域の漫画もある。
時空をタイムスリップする非現実的なSTORYだ。
ユーリというロシアっぽい名前の、平成時代の女子高生(日本人)が、紀元前1680年頃の古代ヒッタイト帝国に光臨してしまい、最終的には、イシュタル神として神格化されるという物語だ。
赤い河とは、トルコ最長の河川のクズルウルマク川のことだ。(古代ヒッタイト帝国はこの川の辺で繁栄した。)
イシュタル神は暁の女神であり、明けの明星と呼ばれる。また、戦の女神でもある。
漫画では、日本人の登場は、あまりにも唐突で、まるで、その存在自体が超常現象(というか神的?)だ。
ヒッタイト帝国の民族は、自分が普通の人間だと言う自覚があるけれど、超常現象の存在を確信を持って信じている。
ただ、実際、日本人は古代トルコには存在していなかった。
wikiによると、紀元前16世紀、メソポタミアの北部にミタンニという古代王国が存在した。
ミタンニは、フルリ人の王国で、ヒッタイト帝国に隣接し、その文字はサンスクリット語に酷似している。(フルリ人は、インド・イラン系の民族だそうだ。)
インドで、サンスクリット文字が確認できるのは、紀元前1500年ごろだそう。インダス文明が起こったのは、紀元前2600年頃らしいので、その一部勢力が、地中海沿岸まで達するとしても、1000年の時間がある。
ミタンニの支配階級の戦士は、maryannu・marya(勇士)という名前だそうだ。
彼らは、ヒッタイト帝国の人々からみて、神秘的な民族だったかもしれない。
映画の中には、日本の火渡り神事も出てくる。
古代日本に存在した、邪馬台国という王国は、鬼道という宗教をやっていた。
邪馬台国の成立は2~3世紀だということなので、紀元前のミタンニと比べると新しい国家だ。女王の卑弥呼は、火渡りなどの特殊な修行の中で超能力を認められ、王に選ばれた巫女だった、という伝記も読んだことがある。
卑弥呼は日本人で鬼道は日本の原始的な宗教だと考える人も多いと思うけれど、もしかしたら、古代日本人にとって神秘的な異民族だったのかもしれない。
だから、日本に来たインド人は、日本人がただの人間だということを知っているし、また、日本人は、インド人をただの人間だと思っている人も多いだろう。
インド人が、古代の日本に到達していたことは、事実だ。
サンスクリット語は仏教を通じて日本に存在している。
仏教はいまでも、日本の主要な宗教で、その修行課程に神秘性を見出す人も多いのは、未だに本当の日本人が存在している証拠かもしれない。
日本人は、どこの国ともあまり似ていない民族だと思う。
イシュタルが分からないので、ヒッタイトでもない。キリストの名前も知らないので、キリスト教でもない。ヒンズー教に神秘性を感じてしまうし、イスラム教徒の占いに酔いしれてしまう。
漢方は宗教ではなくれっきとした医学だと思っている。色々な民族の文化が日本人の目の中で虹色に彩られ、美しく見えてしまう。
たまに、外国人が日本人に夢中だと、とても嬉しく思ってしまう反面、日本ではごく当たり前のことに驚く外国人が、とても不思議な生き物に見える。
ただ、日本も、ジェダイの戦士を擁する新地球軍には入ることが出来るに違いない。