ヘタリアなど
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日本が好き、
それはどこから来る感情なのでしょうか?
福山さんは九州のご出身だそうです。
九州はかつて、出島や各国の商館が立ち並び、独特の雰囲気を持っていたそうです。
外国から来た方で、福山さんみたいなカッコイイ日本人の隣で、日本人になって彼女になりたいと思う人がいるかもしれませんね。
宵祭りで、肩を寄せて歩くところを想像したら、やっぱり浴衣を着ようかなと思うのかもしれません。
そして、その姿を日本人が愛してくれるなら。
日本人が、「あなたが日本人になってくれて、嬉しい。」
そう言ってくれるなら。
日本語を話さなくても日本人になれるのでしょうか?
日本の製品を持っていれば日本人なのでしょうか?
日本人を愛するということは日本文化を愛するということかもしれません。
太古の昔から続くこの国の歴史と感情を理解してもらうということなのかもしれません。
それは容易なことではないのです。
懐かしい風景を失いたくないのです。
それは、日本人の夢です。
懐かしい風景として、日本のどこの地方、誰を思い出しますか?
それは、人によって違うと思います。
うみねこは東京に住んでいます。あまり昔に戻りすぎても仕方がありませんが、東京近辺には貝塚時代から人が居住し、飛鳥奈良時代には、京都のほうにあった大和朝廷と交流があったそうです。
それだからなのか、平安時代末期の京都における平家の台頭には、共感を覚えます。
平家は土着の田舎侍から天皇家の外戚になり、安徳天皇はわずかな間ですが即位しました。
また、平家と戦った源家は、田舎の東京の近くに陣を取り、鎌倉政権をたてるに至ったのです。源頼朝は征夷大将軍に任命されました。
ほどなくして、ポルトガルから宣教師が渡来し、農民出身の豊臣秀吉が大阪に政権をたてるに至ります。
キリスト教とは何だったのでしょうか?
またローマの存在意義とは何でしょうか?
なぜ太閤豊臣秀吉は、キリスト教迫害と時期を同じくして朝鮮出兵を決めたのでしょうか?
桃山のあたりには遺跡が残るのみです。
そして、徳川将軍家の長い統治時代が始まります。
幕府の首府は江戸城でした。
幕末の勇士、新撰組の人々にはかり親しみを覚えます。
東京は田舎だったのです。
東京の田舎から出て行って、京の風雅をたしなみたいと思う気持ちには、ため息が出る思いです。
現在は、その江戸城に、京都の御所を出た天皇家の一家が在住しています。
昔を懐かしむには、まず東京を出て地方に暮らすのが一番です。
しかし、あんな時代は、もう2度と来ないのです。
日本人は過去の過ちを繰り返さない決意をしました、戦争の記憶が時間とともに風化するとしても、その決意は変わってはいけないのです。