うみねこの家族は、オマエには憧れの人がいるだろう。

と言う。



一人が男で父親、
一人は女で母親、
一人は男の子供。

残りの一人が何にも出来ない女の子。
家族の中で一番低い身分。




男の子は小さい頃から特別待遇で、
毎日みやげ物を買って与えられていた。


また、母親は重要なことは男の子に相談し、

いつも家族の女の子を指差して、
”あの女の子変、あの女の子変、”
と話しかける。


そんな男の子は
"ボクはまとも、ボク普通”と思って育った。

”唯一まともな意見が言えるのが家族の中ではボクだけ”




男の子は、仕事にも行かず”普通に”暮している。

”コレが一番身分が高くて普通の人”と思っている。


家族の中で働いているのは労働者で身分が低い女の子の方。

外であの女と一緒になって働いている男は、あの女くらいの低い身分だと思っている。



高校卒業後はあまり家にいなかったので両親と男の子がどのような会話をしていたのか不明だ。

この間、近所に出来た焼き肉屋を見に行った時、丁度キャンペーンをやっており応募したところ
後日桐箱に入った牛肉の箱詰めを送ってきた。

生肉が送られてきたと言って母親が連絡してきた。


”とてもおいしいお肉だって喜んで食べていたわよ！
　すっごくおいしぃ・・って自分ひとりで食べちゃったわよ！”

は～自分で言えばいいのに、
母親を通じないと"ご意見”を伝えることが出来ない”普通の人”に成長していました。






母親は、女の子には

”同じくらいの年齢だと思っているわ、
私と同じくらいの年齢だと思っている。”

と言ったり、

”お母さんモノ貸してあげるから我慢して”と言っていた。

母親は、憧れのお母さんの服を身分の低い女の子が欲しがっていると思っている。

自分の服を着せて、

”わ～もうお母さんみたいにかっこいいわね、お母さんが二人いるみたい”

とか意味不明な褒め方をしていた。


身分の高い男の子に”何が普通なのか”を教えるお母さんは、
家族の中ではたった一人でなければいけないのです。

同じ服を着ていてもどちらが偉い女の人なのか、男の子は判断できるのです。











男の子の生みの親父親も偉い人。


うみねこがひとり暮らしを始めたころ、
父親が”私もマネをしてそろそろ一人暮らしをする”と言い出し、田園調布の方の家を借りた。


何がマネなんだか知らないが・・

田園調布に住んだからお父さんのほうが身分があがったかな、とか意味不明なことを言っていた。



彼は田園調布よりも高級な場所を発見した。

それは、フィリピンという沖縄よりも南にある島らしい。

現在彼はフィリピンに移住し、高級住宅でメイドサービスを使っているといって自慢している。


彼は、フィリピンといわれても全くイメージが思いつかない、うみねこに対して、

挙句の果てには、

”移住先のフィリピン人のほうが、アナタより稼いでいるし、いい身体だし、英語がうまい。”

というようなことを言ってしきりに褒めていた。



日本の女の子は、メイドより身分が下という設定になったそうです。
すばらしく身分が高い人が住む島に住んでいるというのが自慢だそうだ。




みんながおしゃれして楽しく華やかに暮しているのに、
うみねこだけみじめだね～

超みじめだね～



”普通の人”は、そういうみじめな人を眺めるのを普通って言うそうです。
この世の中では"普通”というのです。
フィリピン人のメイドでも一日200円は稼いでいるそうです。

みじめだね～
うみねこだけみじめだね～

そういう世界が普通だそうです。




うみねこ、アメリカ人に興味ないの。
英語が話せないんでお断りですよ。


アップルパイ食ってる乞食でしょ？
あの乞食が自慢しているテレビ食べられるの？
車って食べられるの？

食べ物がない食べ物がないって今日も戦争している乞食が
自慢しているもの何ですか？

上半身を覆うTシャツ、町で数ドルで買えるコカコーラ、

お金
お金
お金
お金
お金
お金
お金
お金
お金
お金・・・


最近はイラク戦争？


油田はお金
油田はお金・・・



みじめだね～
うみねこだけみじめだね～

そういう世界が普通だそうです。




なんでうみねこだけアメリカ人になれなかったの？

身分が低いからじゃない？

だからうみねこは、英語も喋れないしアメリカなんてお断りなんですよ。


そういう世界が普通ですよね。