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魔法の包丁と、千切りの技術力

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魔法の包丁と、千切りの技術力

湾岸の人ってコロッケ売ってるんだよ。

どうしても買ってくれって言うから何個か買ってやったんだよ。


湾岸の人こう言うんだよ、”日本人としてこれからコロッケ屋をやることにしたの!”。



”キャベツまるごとは売っていません、うちはあんな卑しい八百屋じゃないのよ。

揚げ物屋といって、高級品を売っています!


野菜なんていうものはね・・地面から掘ってきただけでしょう?泥がついていて・・そういうのはあんまり価値がないと思うわ!

私が売っているのはこのキャベツの千切りです。

この包丁、すごく切れ味のいい包丁で、キャベツをこれ以上薄く切れないというくらいまで薄く切ります!

そのあと、ぐしゃぐしゃ~っとしてね、コロッケのお皿に盛って出来上がり。

丸ごとのキャベツなんか売れません、丸ごとのジャガイモも売れません・・

ジャガイモは潰して使ってるの、牛肉もどこの肉か分からない肉をひいちゃってコショウで味が分からなくなるから大丈夫よ!”




コロッケって、衣からしてパンくずだよ?

中身も、丸ごとでは売れないクズ野菜に、クズ肉。

キャベツもなんだか分からないゴミが入っても分からないようにコマギレにしてある。


中国では、端午の節句にクズかぼちゃを食わせる悪人がいるらしい。


中国は、一人っ子政策で宝物のように育てられている子達ばかりなのに・・・

悪習慣は明日にでも止められます。


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