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2015/03/08 21:10:01
イギリスのエリザベス女王の息子のチャールズ皇太子の息子にヘンリー王子という王子様がいます。
ヘンリー王子の生母、ダイアナ妃の実家、スペンサー家の実質的な始祖は、ロバート・スペンサーという人物だそうで、子孫は、ジェームズ1世の皇太子のチャールズ1世の血を引いているということです。
Robert Spencer, 1st Baron Spencer of Wormleightonチャールズ1世の父で、イギリス王だったジェームズ1世は、スコットランド女王メアリー1世を母に持ち、父のダーンリー卿ヘンリースチュワートは、イングランド王ヘンリー8世の姪のマーガレット・ダグラスの血を引いている人物だったそうです。
ダーンリー卿は長らくイギリス王室の執事を務めた家柄だそうです。
ヘンリー8世の姪のマーガレット・ダグラスとの結婚によりスチュワート家にもたらされたのは、フランス・デンマークの王室の血筋のようです。
説明によると、
ヘンリー8世の姪のマーガレット・ダグラスは、イングランド王ヘンリー7世の娘でスコットランド王ジェームズ4世の王妃だったマーガレット王女を母に、アンガス伯アーチボルド・ダグラスを父としていたそうです。
ヘンリー7世の父エドモンド・テューダーは、12世紀における南ウェールズのデハイバース(Deheubarth)国王リース・アプ・グリフィズ(Rhys ap Gruffydd)の末裔であるということです。
ヘンリー7世がイングランド王に即位した経緯には、ヘンリー7世の祖父、オウエン・テューダーが、イングランド王ヘンリー6世の母キャサリン・オブ・ヴァロワと関係を関係を持ったことが直接の原因だそうです。
キャサリン王女は、ヴァロワ家の出身で、フランス王シャルル6世と、バイエルン=インゴルシュタット公シュテファン3世の王女イザボード・ヴァヴィエールの娘だったそうです。
ヴァロワ家はカペー朝10代の国王フィリップ3世の4男ヴァロワ伯シャルルに始まるフランス王室だそうです。
また、マーガレット・ダグラスは、スコットランド女王メアリー1世の父ジェームズ5世の異父妹だということで、スコットランド王ヘンリー3世の王妃マーガレット・オブ・デンマークの血をひいていると書いてあります。
スコットランド王メアリー1世の祖父、ジェームズ5世の血筋には婚姻によって、伝統的にデンマーク王室の血が色濃く入っているそうです。
スチュワート家はスコットランド王ロバート2世の祖父・第5代王室執事長ジェームズ・ステュアート の弟に始まる分家ステュアート・オブ・ダーンリー家の末裔だそうです。
父方の祖母エリザベス・ハミルトンがスコットランド王ジェームズ2世の娘メアリーを母とすることから、スコットランドの有力な王位継承権者だったそうです。
ロバート2世はスコットランド王ロバート1世の息子だそうです。
スコットランド王ジェームズ2世の先祖もロバート1世に辿りつきます。
スコットランド王ロバート1世は、父方にはノルマンディー地方の人、母方にはフランス系の血筋を持っていたそうです。
ロバート1世は血筋にスコットランド王デイヴィッド1世の血筋を引いているということで、スコットランド王国が、イギリス王国に対する独立戦争をするときに大軍を率いる将軍に抜擢されたそうなのです。
また、ヘンリー王子の祖母、エリザベス女王はウィンザー家の家長で、ウィンザー家は、ドイツの王族、ハノーヴァー家の末裔を自称しているそうです。
ハノーヴァー家は家系図を辿ると、フランス国王、ユーグカペーを始祖の1人としているフランスの王族だそうです。
ヘンリー王子の血筋は、父方を辿ると、ジェームズ2世の先祖、スコットランド王ロバート1世だという話なのでしょうか?
また、その家系図はフランス王室抜きには語ることが出来ないようです。
そんなイギリス人らしからぬ家系図に囲まれているヘンリー王子ですが、イギリス王位継承権第4位を保持しており、イギリスでは絶大な発言力があります。
この間ヘンリー王子のスキャンダルだということですごい写真が世の中に発表されたそうです。
ヘンリー王子は現在独身ですが、配偶者として選ばれる女性はイギリスの貴族の公妃としてイギリス国の権益を譲渡されることになると推測しています。
それは本来は、イギリス人に手渡されるべき領土と財産なのです。
フランスは海の向こうにあります、デンマークはやはり海の向こうにあり、ノルウェーはやはりスカンディナビア半島に存在しているのです。
ヘンリー王子の先祖の実家のあるそれぞれの国は王国として独立しており、王国がないのはイングランドだけなのです。
しかし、何事を決定するにも、ヘンリー王子のお父様のチャールズ皇太子の許しなしでは出来ませんね。